あなたの肩こり一発解消ブログ

風邪の代表的な症状の一つである「喉の痛み」ですが、細菌やウイルスのほか、喉の酷使、ストレスによっても現れることがあり、その原因によって対処法は異なります。

ときに病気のサインとして現れることがある喉の痛みについて

喉の痛みを引き起こす要因

 

喉の痛みを感じる主な原因は炎症です。細菌やウイルスが体内に侵入すると、身体は外敵を排除するために毛細血管が拡張し、血流が増加します。これによって、赤みや腫れが現れるのです。

この反応を炎症と呼び、細菌やウイルスだけでなく、乾燥や喉の酷使などによって粘膜が傷ついて起こることもあります。

 

ウイルス

炎症を引き起こす要因として、最も多いのが「ウイルス」です。鼻から食道につながる空気の通り道(気道)である「咽頭(いんとう)」や「喉頭(こうとう)」の粘膜や、そのすぐそばにある「扁桃腺(へんとうせん)」などがウイルスに感染すると炎症が生じ、喉の痛みの原因になります。

「ウイルスが身体の中に侵入すると、ウイルスや死んでしまった細胞を排除しようと、身体中のさまざまな細胞が活発に働きます。その結果、患部が腫れて赤くなったり、熱を持ったりする『炎症』が起こります。つまり炎症は、身体がウイルスを追い出そうとすることで起こる症状です」

 

喉の乾燥

喉の粘膜が乾燥することも、炎症を引き起こす要因のひとつです。空気が乾燥する冬だけでなく、花粉が多く飛散している時期にも注意が必要です。花粉症で鼻が詰まると必然的に口呼吸になり、喉が乾燥しやすくなります。

「喉の粘膜は、本来粘液で覆われていて、ウイルスや花粉、ほこりなどの異物を吸着して、感染や刺激から守る免疫構造を持っています。

しかし、粘膜が乾燥すると粘液の量が減り、この作用が弱まってしまいます。すると、免疫力が低下してウイルスに感染して喉風邪をひきやすくなったり、花粉やほこりの刺激を受けやすくなったりして、喉が炎症する原因になってしまいます」

 

声の出し過ぎ

長時間話し続ける、カラオケで歌い続けるなど、声を出し過ぎてしまうと、空気を気管に運ぶための通り道である「喉頭(こうとう)」、声を出す器官である「声帯」がダメージを受けて炎症を引き起こします。

「企業の営業職や学校の教員など、毎日声を出す職業の方に多い症状です。ただし、お腹からしっかりと声を出す習慣が身についている人は、声帯を痛めにくいといわれています。例えば、プロのオペラ歌手は、声の出し過ぎで喉が痛くなることは少ないそうです」

 

ストレス

ストレスや睡眠不足などで喉に痛みが出ることもあります。詳しいメカニズムは判明していないようですが、自律神経が乱れることによって喉に刺すような痛みが生じることがあるといいます。

「ストレスによってめまいや耳鳴りを感じたり、目の周辺の筋肉が動く『眼瞼痙攣(がんけんけいれん)』などが起こったりする方もいますが、喉の痛みが現れる方もいます。睡眠をしっかりとって身体を休めるなど、うまくストレスを解消して自律神経が整えば、症状は緩和されます」

 

「喉が痛い」症状から考えられる病気

 

前述の通り、喉の痛みの原因はその多くがウイルス感染によるものです。しかし、「ただの風邪だろう」と思って放置していると、以下のような病気を引き起こしてしまう可能性があります。

 

扁桃炎(へんとうえん)

扁桃炎とは、咽頭のそばにある扁桃腺が細菌に感染して炎症が起こる病気です。喉の痛みや発熱などの症状が現れるほか、悪化すれば扁桃腺の周囲に膿がたまる「扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)」と呼ばれる症状に発展し、喉に激痛が起こることもあります。

「扁桃周囲膿瘍には、喉の痛みのほかに、発熱したり口が開きにくくなったりする症状が併発します。口を開け、上唇と下唇の間に指が二本以上入れられないと、扁桃周囲膿瘍にかかっている可能性が高いといえます。

また、喉の奥に白い汚れのようなものが点々とついている場合、膿が出ている可能性があるため、耳鼻咽喉科の受診を推奨します。さらに、扁桃周囲膿瘍によって生じた膿が喉の粘膜下を通って肺に落ちると、さまざまな臓器不全が現れ、命の危険につながる『敗血症』という病気に発展してしまうこともあります」

 

喉頭炎(こうとうえん)

喉風邪が悪化して「喉頭炎」になると、喉の痛みや腫れ、発熱、声が出にくくなるという症状が現れます。

「喉頭は声帯だけでなく、気管にもつながっています。喉頭が炎症を起こして腫れがひどくなると、気管を塞いでしまって窒息する恐れもあるため、気道を確保する緊急手術を行う必要があります。喉の痛みに加え、38度以上の高熱、声の出にくさ、こもるような違和感があれば、迷わず病院を受診してください」

 

急性甲状腺炎

ごくまれに、喉の周りにある甲状腺が炎症を起こしていることに気付かず、急性甲状腺炎をただの喉風邪だと勘違いすることがあります。発熱など風邪とよく似た症状に加え、喉の痛みがとても強い場合には注意が必要です。急性甲状腺炎の原因は明らかになっていないとされていますが、甲状腺がウイルスに感染したために起こるのではないかと考えられています。

 

 

「喉が痛い」症状を和らげる応急処置

 

喉の痛みを感じたら、症状を悪化させないため、病院へ行く間に適切な応急処置を取ることが大切です。次の方法を覚え、喉が痛いときに試してみましょう。

 

喉をうるおす

喉の乾燥対策として最も有効なのは、「水分を摂取して喉をうるおすこと」と神尾先生は話します。

「喉の乾燥は、喉の痛みだけでなく細菌・ウイルス感染の原因にもなり得るので、水を飲んだり、部屋を加湿したりするなどの方法で、喉のうるおいをキープしましょう。また、ガムやアメなどで唾液の分泌を促すのも、乾燥を防ぐことにつながります」

 

喉を冷やす

喉の痛みの多くは炎症が原因であるため、痛みが軽度であれば、氷などで喉を冷やすことで症状は緩和されやすくなります。それでも緩和されない重度の痛みがある場合は、乾燥や風邪以外の重篤な病気の可能性があるため、早めに医師の診断を仰ぐことを推奨します。

「よく『喉を痛めないためにタオルやストールなどを巻いて温めている』という方がいますが、喉を温めることが有効であるという医学的な根拠はありません。痛みを和らげるためには、しっかりと冷やすことが大切です。例えば、冷たい水を飲んだりクラッシュアイスで喉を冷やすのは有効といえるでしょう」

 

薬で症状を和らげる

細菌や一部のウイルスが原因で喉の痛みがある場合は、抗生物質や抗ウイルス薬で、細菌を退治したり、ウイルスの増殖を抑制したりすることで対処できます。ただし、一般的に風邪と言われる症状を引き起こすウイルスには特効薬がないため、処方薬や市販薬で症状を和らげる対症療法が主流となっています。

「市販の風邪薬には、炎症を鎮める『トラネキサム酸』という成分が含まれており、これが 喉の痛みを和らげるのに効果を発揮してくれます。喉風邪程度であれば、市販薬でも十分に対処できます

 

「喉が痛い」|苦しまないための予防法

 

喉の痛みを予防するには、日々の生活の中で乾燥やストレスに対するケアを心がけ、免疫力を高めることが重要で

 

喉のうるおいを保つ

喉の乾燥を防ぐことは、喉の痛みの予防に効果的です。とくに口の中が乾いていると細菌が繁殖しやすくなるため、こまめに水分補給をすることが大切です。

また、口呼吸が習慣になっていると口の中や喉が乾きやすくなるため、鼻で呼吸する習慣をつけたり、マスクをつけたりといった対策を行いましょう。

 

部屋を加湿する

喉の乾燥を予防するには、部屋の湿度を40%以上に保つことが大切です。部屋に濡れたタオルを干す、加湿器を使うなどの方法で、湿度をキープしましょう。

「喉のためには、湿度は高ければ高いほどよいのですが、湿度が高すぎると部屋にカビが生えやすくなるなどの問題が起こります。そのため、喉と部屋、両方のコンディションを良好に保てる湿度40~50%を理想と考えています。できれば部屋に湿度計を置いて、常に湿度が分かるようにしておくといいですね」

 

免疫力を上げる

神尾先生によると、「40代前後で仕事が忙しい人」は炎症が重症化しやすいといいます。それは、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどで免疫力が下がり、喉の粘膜がウイルスや細菌に感染しやすくなるためです。さらに、忙しくて病院に行く時間が取れず、病院に来た時点ですでに重症化しているケースが少なくないのだそう。

「免疫力を下げないためには、規則正しい食生活を送り、きちんと休息をとることが大切です。また、細菌を洗い流しながら喉をうるおすことができる『うがい』も、予防法としてはオススメです」

広島市西区整体 大元気整体院