師匠のことば

血流が悪い

筋肉細胞が作り出した老廃物は血液に拾い集められて体の外に捨てられます。 血流が悪くなると、筋肉細胞の老廃物が捨てきれなくなります。 筋肉細胞が老廃物を抱えると、筋肉が緊張してきます。 コリやハリを感じることになりますね。 するとさらに血流が悪くなり、組織は酸欠状態になります。 それがきっかけとなって発痛物質であるブラジキニンが産生され、痛みを感じます。 また、組織が損傷すると、同じく細胞から発痛物質であるブラジキニンが放出され痛みを感じるようになっています。 包丁などで指を切ったときに痛いと感じるのはこのためです。 痛みは神経を伝わって感じますが、そのメカニズムは化学反応ですから、痛みを生む物質が生成されないと痛みとして感じることはありません。 単に血流が悪いだけ、筋肉がコっている、嵩では痛みとして感じることはないのです。   そこらへんの詳しいことは私たちにはわからない体の営みがあるのでしょうか。 どこまで行っても推測の域を出ないのも本当のところです。 医学的な理論がどうだ、しっかりとしたエビデンスがどうだ、と言ってみたところで、実際には本当のことが分からないので、多くの人が腰痛で苦しんでいるのだと思ってください。   さて、血流が悪いことが腰痛の原因になるのならば、血流を良くしてやれば良いじゃないか、 そうなんです(^^;   だから多くの治療法が血流の改善を目的になっているのです。   私も例外ではなく、血の流れが良くなるように刺激をしています。 筋肉がほぐれたと感じたとき、血流の改善がなされたと思います。 お客様の笑顔がその証拠だと思っています

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