体温と免疫力

体温と免疫力は深く関係しています。
健康な方の平熱は、一般的に36度台~37度です。
しかし、現代は平熱が35度台の方が多くなってきています。
体温が1度下がると、免疫力が約30%下がると言われています。
逆に、体温が1度上がると新陳代謝が約20%上がるそうです。
つまり、体温が上がると新陳代謝も上がり、免疫力アップにつながります。
体温を上げるためには、下記の4つの場所を温めると良いです。

①お腹

お腹には大きな筋肉があります。
その筋肉を温めると体温を上げることができます。
約5~10分ほど温めると良いです。
また、1日に何度も温めるとさらに良いです。

②二の腕

お腹と同様に、二の腕にも大きな筋肉があります。
力こぶができる裏側の筋肉を約5~10分ほど温めます。
1日に何度も温めると体温が上がりやすくなります。

③お尻

お腹と同様に、お尻にも大きな筋肉があります。
お尻から腰にかけて約5~10分ほど温めます。

④太もも

お腹と同様に、太ももにも大きな筋肉があります。
太ももの表側を約5~10分ほど温めます。
毎日続けていくうちに体温が上がってきます。
 
上記の4つの場所を温めることで、徐々に体温が上がってきます。
温める方法は、「湯たんぽ」がおすすめです。
実際に、“平熱が1度上がった”、“冷え性が治った”などの報告があります。
体温を上げて免疫力をアップさせることで、様々な症状を治すことができます。

低体温になる原因

 

低体温とは、平熱が35度台のことを言います。
低体温になると免疫力が下がるため、様々な病気にかかりやすくなります。
 

①ビタミン・ミネラルの不足

体内で糖をエネルギーに変えるために使われるのが、“ビタミン”や“ミネラル”です。
ビタミンやミネラルが不足すると、体内で糖をエネルギーに変えることができなくなります。
そのため、体温が上がらず低体温になります。
積極的にビタミンやミネラルを摂ることが大切です。
主に、「野菜」「果物」「きのこ類」「豆類」などがあります。

②タンパク質の不足

タンパク質は、筋肉をつくるエネルギーになります。
タンパク質が不足すると、筋肉が足りなくなるため低体温になります。
そのため、積極的にタンパク質を摂りましょう。
主に、「しらす」「干ししいたけ」「らっかせい」「きな粉」「するめ」などがあります。

③ダイエット

ダイエットは、基本的に食べ物を食べない方や、少量の偏った食事を摂る方が多いです。
しかし、ダイエットをすることでビタミンやミネラル、タンパク質が不足し体内のバランスが崩れます。
そのため、体温が上がらず低体温になってしまいます。
食事は栄養が偏らないように3食しっかりと食べましょう。
そして、適度な運動をすることが良いです。

④冷たい食べ物や甘い食べ物の食べ過ぎ

冷たい食べ物や甘い食べ物は体を冷やします。
甘い食べ物が体を冷やしていることをご存知ない方は多いと思います。
体が冷えると低体温になります。
そのため、できるだけ甘い食べ物や冷たい食べ物は控えて、温かい食べ物を摂取するようにしましょう。

⑤運動不足

運動不足になると筋力が低下します。
筋力が低下すると、熱をつくりだせなくなり基礎代謝が下がります。
そのため、低体温になります。
ウォーキングやスクワットなどの軽い運動を行うと良いです。

⑥ストレス

人は気づかない内にストレスを溜め込んでいます。
結婚や転勤、妊娠などの嬉しいことや嫌なこと全てがストレスの原因になります。
ストレスを溜め込むとホルモンバランスや自律神経を乱します。
そのため、体温調節ができなくなり低体温になります。
ストレス発散方法を見つけたり、相談できる相手を見つけたりするといった対策をとることが大切です。

⑦ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると自律神経が乱れます。
自律神経が乱れると、体温調節ができなくなり低体温になります。
特に、女性の場合は更年期や妊娠、出産などでホルモンのバランスが崩れやすいため注意が必要です。
そのため、まず体を休めることが大切です。
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