血流について

血流が良くないと、どんなことが起こるのか?

身体に起きる不調

血流が悪くなると、身体に以下のような不調が現れることがあります。

  • 肩こり
  • 冷え
  • 腰痛などの体の痛み
  • 頭痛

血流が悪くなると、酸素が行き渡らずに筋肉が酸欠状態となり負担がかかります。また、老廃物・疲労物質が溜まって、肩こりや腰痛などの痛みが現れやすくなります。さらに、血流が悪ければ、いろんな物質が沈着して血管が狭く、詰まりやすくなるという危険もあります。これは心筋梗塞や脳梗塞などの、命に関わる病気につながることもあるので、放置するのは危険です。

女性の場合は、血流の悪さが、以下のような婦人科系の病気につながる場合もあります。

  • 生理痛や月経前症候群
  • 子宮内膜症

精神面に起きる不調

血流が悪くなると、精神面でも以下のような不調が現れることがあります。

  • うつ
  • イライラ
  • 集中力・判断力の低下
  • 更年期による精神的不調の悪化

血流が悪くなると、頭部にも血液が巡りにくくなるため、脳にも疲労が溜まります。脳の疲労は、十分睡眠をとっても、なかなかとれにくいものです。このような状態が続くと、自律神経のバランスが崩れてしまうこともあるでしょう。

ヨガや禅では「体と心はひとつ」という考え方もあります。精神面で不調を感じたら、血流が良くないという、身体の不調が影響してる場合もあるでしょう。精神的な不調の原因をあれこれ探るより、身体のケアを先にすると、精神面での不調を改善する早道になることも多いものです。

美容面に起きる不調

血流が悪くなると、美容面で以下のような不調が現れることがあります。

  • 目の下のクマができる
  • 歯茎や唇の色が紫色になる
  • しみ、しわ、あざなどができやすくなる
  • 肌がくすむ
  • 吹き出物ができるなど、肌荒れする
  • 太りやすくなる

血流が良くないと、栄養が必要なところへ行き渡らなくなってしまいます。さらに、排出されるべき老廃物が、流れづらくなって滞ります。これは新陳代謝が良くない状態であり、肌のターンオーバーがうまくいかなくなる原因ともなってしまうのです。すると、しみ、しわができやすくなり、肌がくすんだり、吹き出物ができるなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

また、血流が悪いと、便秘もしやすくなり、そのせいで太りやすくなってしまうということにも繋がってしまいます。

なぜ血流が悪くなるその原因は?

 

運動不足

単純に考えてみても、筋力が弱くなれば、全身に血液を送り出す力が不足して、血流が悪くなってしまいますよね。筋肉を動かさずにいると、身体の隅々まで血液を循環させることは難しくなります。特に日頃、デスクワークをしているという人は、長時間同じ姿勢でいることは多いので、さらに血流が悪くなるでしょう。

また、運動で汗をかくことがない人は、水分の摂取量が少なくなりがちです。すると、代謝が悪くなり、血液がサラサラではなくなってしまいます。血液がドロドロしてくると、血流が悪くなってしまいます。こうしたことからも、運動不足は血流を悪くする原因となることがわかりますよね。

食事などの生活習慣

食事などの生活習慣の悪化も、血流の悪さを引き起こす原因です。外食やコンビニ弁当、インスタント食品などの栄養が偏った食事では、脂質、炭水化物、コレステロールなどを多くとる傾向になります。すると、血液がドロドロになり、血流が悪くなってしまうのです。バランスが悪い食事では、健康的な血液、筋肉をつくるのに必要な栄養が不足し、その結果、血流を悪くしてしまいます。

食べものは体を作る元になるものです。食事の内容をおそろかにすると、血流以外でも、あらゆる身体の不調につながるでしょう。

また、睡眠不足、忙しすぎてリズムが整わない生活も、血流を悪くする原因になり得ます。できるだけ質のいい睡眠をしっかりとって、規則正しい生活を送りましょう。

ストレス

血流はストレスによっても、悪くなってしまうことがあります。ストレスは、無意識に働く「自律神経」のバランスを乱してしまうことが知られていますが、その自律神経の乱れは、血液の循環調整の機能にも影響することがあります。また、ストレスを感じると「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールが大量に分泌されますが、コルチゾールは、血管を収縮させる働きのあるので、大量に分泌されると、血管が狭くなって血流が悪くなるのです。

また、女性はストレスによって、女性ホルモンのバランスの乱れも起こりやすいのです。女性ホルモンのバランスの乱れも、血流の悪化を招きます。すると月経困難症や月経前症候群などが引き起こされ、それがまたストレスの元になるので、悪循環を生むことともなりかねません。

血流を良くして身体の不調を改善するには

 

適度な運動をする

血流を良くするためには運動は欠かせません。適度な運動の後は、血流が良くなって、頭もすっきりし、血液がしっかり循環して心身ともに調子が良くなります。いつでもそれと同じような体調でいられるのが、血流のいい状態といえるのです。

運動をすると、心臓がポンプとして機能し、しっかり血液を送り出します。そして運動をすることで活発になった筋肉の力で、血液をさらに全身の細部にまで送り出すのです。やがてその血液が心臓に戻ってきて、全身の血流がいい状態になります。

血流を良くするための運動としては、軽いジョギングやヨガなど、呼吸を止めずにできる無理のない有酸素運動がいいでしょう。継続してやることが大事なので、気軽に楽しみながらできる運動が理想です

 

冷えを予防・解消する

女性は冷え症になりやすい傾向があります。その理由として、女性の身体は筋肉量が少なく、熱を作り出しづらいということがあるからです。身体が冷えるということは、血流が悪い状態。つまり、身体を冷やさない、冷えの解消をすることが、血流の改善につながるわけです。

「冷え防止」には、一般的に知られているだけでも、さまざまな解決方法があります。

冷えやすい部位にカイロを貼ったり、適温のお風呂に毎日入るようにしたり、足や腕などをマッサージをしたり、身体を温める生姜を食べたり…。

さらに「改善方法その1」でお伝えした適度な運動も、冷えの改善に適しています。冷えの予防方法には、お風呂やマッサージなど、女性が楽しんでできることも多くあるので、是非いろいろ試してみてください。またその一方で、身体を冷やしやすい状況を避けるのも、血流を良くするために大切なこと。冷たいものを口にしたり、夏場のクーラーの風を浴びたり…といった身体を冷やすようなことは、できる限り避けましょう。

食事の内容を見直す

「血流が悪くなる原因」でもお伝えしましたが、筋肉や血液を作る食べものは、血流を良くするために、非常に重要です。血流を悪くしてしまう食事の例としては、ダイエットで食事量を極端に減らしてしまい、それに伴いたんぱく質などが不足する場合が挙げられます。たんぱく質不足が筋肉量を減らす原因になるのです。

こうした食事を続けていると、血流が悪くなって太りやすくなり、太ったのでまた極端なダイエットに走る…という悪循環に陥ることもあります。

反対に、高カロリーな外食をとったり、こってりしたものの食べ過ぎで油脂を摂取しすぎて、血液がドロドロになり、血流が悪くなってしまうという場合もあります。

食事は、バランス良く、質のいい食材を、適量とることが大切です。何を選んでいいのかわかりにくいと感じる方は、なるべくおかずなどを和食系のものにするといいでしょう。そして、毎日同じものばかり食べることは避け、いろんな食材を食べましょう。

広島市西区整体 大元気整体