セロトニンについて

最近なんだか寝付けない…」
「毎日ストレスがたまって体調もなんだか悪いみたい…」
「イライラしたり、怒りっぽくなったりすることが増えた…」

そんな方は、心のバランスを保つ「セロトニン」が不足しているかもしれません。

良い睡眠のためには心と体をリラックスさせることが大切ですが、セロトニンが不足すると心のバランスが崩れて精神が不安定になってしまい、睡眠にも悪い影響を与えてしまいます。

またセロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」を生成するための材料にもなるため、セロトニンが不足すると睡眠の質にも影響が出てしまいます。

「幸せホルモン」とも呼ばれ、睡眠との関わりも深いホルモン「セロトニン」をご紹介します。

セロトニンってどんなもの?

セロトニンとは、脳内で情報をやり取りする時に使われる「神経伝達物質」の一つです。

50種類以上存在する神経伝達物質の中でも特に重要な役割を果たすものの一つで、ノルアドレナリン、ドーパミンと並んで「三大神経伝達物質」とも呼ばれています。

ノルアドレナリンは怒りや興奮などの感情を司り、ドーパミンは意欲や好奇心などの感情を司りますが、これらの暴走を抑えて、心のバランスを保ち精神を安定させる役割を担っているのがセロトニンです。

 

セロトニンが不足するとどうなるの?

心のバランスを保つセロトニンが不足すると、以下のような症状が現れやすくなります。

質の良い睡眠がとれなくなる

セロトニンが不足すると、心のバランスが崩れて精神が不安定になってしまいます。

良い睡眠のためには心と体をリラックスさせることが大切ですが、セロトニンが不足すると怒りや興奮などの感情を抑えにくくなってしまうため、心と体のリラックスを妨げてしまい睡眠にも悪い影響を与えてしまいます。

またセロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」を生成するための材料にもなるため、メラトニンを生成するためにはセロトニンが必要となります。

セロトニンが不足するとメラトニンも減少してしまうため、寝つきが悪くなったり夜中に目が覚めてしまったりと、良い睡眠を得られにくくなってしまいます。

感情がコントロールできなくなる

セロトニンが不足すると、心のバランスが崩れて感情にブレーキをかけられなくなってしまいます。

心のバランスが崩れて精神が不安定になってしまい、怒りっぽくなったり、不安や落ち込みを感じやすくなったり、集中力がなくなったりしやすくなります。

セロトニンは、怒りや興奮などの感情を司るノルアドレナリンと意欲や好奇心などの感情を司るドーパミンの暴走を抑える役割を担っているため、セロトニンが不足すると心のバランスを保てなくなり精神が不安定になってしまうためです。

またセロトニンが不足すると、お酒やギャンブルなどの依存症になりやすくなります。

依存症は意欲や好奇心などを司るドーパミンの暴走によって起こりやすいと言われていますが、セロトニンが十分に分泌されていれば、セロトニンがドーパミンの暴走を抑えて依存症の発生を防いでくれます。

感情が湧かなくなる

セロトニンが不足すると、何に対してもヤル気が起きなくなったり、無気力になったり、他人との関わりを無意識に避けるようになってしまいます。

うつ病などの精神疾患には様々な原因が考えられますが、慢性的なセロトニン不足もその大きな原因の一つであると考えられています。

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