あなたの肩こり一発解消ブログ

五十肩は肩関節の老化に伴う炎症が主原因

 

五十肩の症状は、老化と密接な関係にあり、肩関節の老化に伴う炎症が主原因とされています。肩関節の骨格は肩甲骨、腕の骨がある上腕骨、鎖骨の3つで構成され、その周りを筋肉が支えています。肩はいくつかの関節が組み合わさってさまざまな動きを可能にしていますが、五十肩の原因となる症状は肩甲骨と上腕をつなぎ最も大きな動きが集中する、肩甲上腕関節と肩峰下関節に多く見られます。この肩甲上腕関節は肩や腕の動きの中心となる関節ですが、肩のかみ合わせが浅いので、肩甲骨から上腕の上端部にかけて9つの強靭な筋肉群に支えられており、中でも五十肩の発生に関係が深いのが、つなぎ目を包むにようにして位置している小円筋、棘下筋、棘上筋などの筋肉群です。
これらの筋肉群には、大きな動きに伴う負担が繰り返しかかっていますが、肩関節の老化が進むと、この筋肉がだんだんと硬くなっていきます。こうした老化と酷使の影響は筋肉と骨の結合部分である腱に集中して現われ、腱の組織が疲労して脆くなり、ちょっとした力が加わるだけで、傷ついて炎症を引き起こすのです。これが五十肩の始まりと言われています。
五十肩の発症には、老化に伴う組織の硬化や小円筋などの筋肉群を主とする腱の炎症、さらに肩こりのサイクルに類似したプロセスも加わっているようです。組織の老化が始まると筋肉疲労がなかなか取れず、どんどんと蓄積されていきます。そうなると、肩こりと同じように血行が悪くなって、各部位に充分な酸素と栄養が行き届かなくなり、栄養失調に陥ります。弱った組織は、ちょっとした動きをきっかけとして、激痛などの五十肩特有の症状を起こすのです。


五十肩の治療法

五十肩は自然に治るともいわれますが、初期に適切な治療をしないと、症状を長引かせたり、悪化させることにもなります。五十肩には、いろいろな治療法がありますが、基本は運動療法です。

運動療法

運動療法のダンベル体操は、最も知られている運動の1つ。肩があまり動かず、痛みがある人でもできます。ダンベルの変わりにアイロンを使っても結構です。重さは2㎏を目安にして下さい。肩の状態がよくなってきたら、壁押し運動を加えます。この運動は肩と肘の関節を柔軟にし、血行促進効果もあります。壁を利用して、腕を上げていく運動も効果的。運動を続けていくうちに、だんだん高く上げられるようになり、運動を続ける励みになります。

温熱療法

患部を温め、血行をよくすることで痛みを和らげるというのが温熱療法です。病院では、ホットパックや超音波、超短波を使った機器で肩を温めます。家庭では、蒸しタオルや温湿布、お風呂に入ったりするのもよいでしょう。スカーフやストールを肩に掛け、冷やさないように工夫しましょう。

湿布薬の使い方

五十肩の急性期で痛みが激しい時は、炎症を抑え、熱感をとるために、冷湿布を使います。いつまでも冷やし続けると筋肉が硬くなってしまうので、痛みが軽くなったら、温湿布に切り替えます。血行をよくして、筋肉の緊張を和らげます。
温湿布は入浴後に貼ると効果的です。体が温まって、皮膚表面の毛穴が開き、薬の成分が浸透しやすくなっています。1日1~2回は貼り替えて下さい。温湿布を貼り続けると、皮膚がかぶれることがあります。その時、貼りっぱなしにせず、貼る位置を少しずつずらすと、あまりひどくならずにすみます。チクチクした感じやかゆみがあったら、すぐにはがします。温湿布に含まれているトウガラシの成分(カプサイシン)は刺激が強いので、皮膚の弱い人は気をつけましょう。

五十肩の場合の生活習慣

適度な肩の運動を習慣にし、肩の保温に注意しましょう。普段から適度な運動を心がけ、肩関節を無理しない範囲で動かすよう心がけてください。五十肩は突然起こるのではなく、肩に違和感やしびれ感があるなどの前兆があります。これを見逃さず、起こったら肩関節を適度に動かしたり、温めることで、症状の進行を抑えることができます。

1.五十肩は温めて、動かす時はゆっくりと

日頃から肩の保温に気をつけて下さい。肩の保温サポーター等も上手に利用しましょう。肩を動かす時はゆっくりと。重い荷物の持ち運びはできるだけ少なく。五十肩に冷えは大敵です。
寝ている間の肩の冷えには、特に要注意!

2.急激に肩の痛みが起きたら安静に

肩の痛みがある時は安静にし、肩関節を温めるのが大変効果的です。熱いお湯に浸したタオルを絞り、肩の上にのせて温めましょう。市販の湿布薬を肩関節に貼ることも効果的です。ぬるめのお風呂にゆっくりつかったり、シャワーをかけるのも手軽な方法です。40~42度のお湯を2~3分、17~20度の水を2~3分、交互にかけることを10~20分くらい続けるのもよい方法です。

3.簡単な体操で五十肩の動きを良くする

    

肩の関節は動かせる範囲まで動かすように努めて下さい。ただし痛くない範囲で、無理は禁物です

広島西区整体院 大元気整体院